くるっとロール WH×WH(TC-001)/くるっとロール WH×BR(TC-002)
【販売価格】 | オープン価格 【商品外寸】175×65×150mm |
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【製品仕様】 | 本体・レバー・リール:ABS 樹脂 マグネットヒンジ:ABS 樹脂、磁石 固定ヒンジ:ABS 樹脂、シリコンゴム おもり:セメント、スチール カッターアーム:ABS 樹脂、ステンレス、シリコンゴム |
現状のテープカッターの研究から始め、どこに手を付けて良いかもわからないまま100円SHOPでハンガーや下敷きなどのプラスチック製品を購入し、切ったり、貼ったりしながら折り返しのできる機構を試行錯誤しました。段々とアイデアが固まってきた事で商品化できると確信し、試作品作りに取り掛かりました。試作品作りを始めてみると、色々な問題が発生し当初計画していた機構の変更を余儀なくされる事もありましたが、その都度、改良を施したり、一から機構を考え直したりとチーム内で構造を検討し、試作をくり返すことで改善し一歩づつ思っていた製品へと成長していきました。
商品化するためにはコストも大きな問題となる為、製品化への道は相当難しいとも考えましたが、我が社の社訓でもある「知行合一」の精神で使い勝手や品質を落とすこと無く量産が可能な構造、形状を開発し、約2年の期間をかけ本製品は誕生しました。 |
当初考えていた機構は今の機構とは全く違うもので、リール部分を動作させることで折り返しを作っていたのですが、動作時のバラつきが大きかったり部品点数が多いなどの問題もあり、機構部分を大きく変更しなければならなくなりなりました。また一から検討し直す事に。。。
新しく開発した現在の機構は磁石などを使用しパーツ点数を抑え、また動作部分を大幅にサイズダウンしたことで、バラつきが無く安定したつまみを作れる様になり、当初の機構よりも優れたものとなりました。
新しい機構が完成し量産化を目指したところで社員に協力してもらい試作品を実際に使って評価してもらいました。実施に使ってもらうと開発途中では気づかなかった意見が沢山出てきました。
意見の一つ一つを確認し改善していく中で特に大きかった問題は、通常のテープカッターとして使う場合、テープの下に指が入りづらくしっかり掴むことができず、テープを引くのが難しかった事です。カッターアーム部の側板を丸くカットすることでテープの下に指が入りやすくなり簡単に引けるようになりました。側板をカットすることで使いやすさが格段にアップし、折り返しを作るためだけの製品ではなく、通常のテープカッターとしても使いやすいものとなり、当初想定していたよりも様々なシチュエーションでの使用が可能となりました。
将来的にはテープカッターの概念を変え、テープカッターには折り返しができる機構がついているのが当たり前となるようにしていきたいと思っています。
いつでも、誰でも、簡単に折り返しができるテープカッターはテープを貼る側も貼ってもらう側も幸福になり喜んでもらえると思います。 また仕事で海外に行くことが多いのですが、この折り返しをする文化は日本独自のものだと思います。 この様な日本独自の誇れる文化を世界に発信し、いずれは世界中で折り返しが見られるようになる様、更なる商品の開発とラインナップの拡充を目指し、より早く、より安く、より良い物をお客様に提供できるよう、会社一丸となり努力したいと思います。 |