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くるっとロール

自動で端を折り返し、ワンタッチでつまみができるのがテープカッター「くるっとロール」です。仮止めや包装・封かん、購入済みの目印となるレジ貼り、張り替えの多い掲示物など様々な場面で使えます。
○セロハンテープ、PPテープ、メンディングテープの大巻き・小巻きが使用できます。
○テープの幅は12~18mm(最大)が使用できます。
○テープの外径は大巻きがφ110mm、小巻きがφ60mmまで使用できます。
※テープの厚さや粘着力によっては、適さない場合がございます。テープを変更してご使用ください。

くるっとロール WH×WH(TC-001)/くるっとロール WH×BR(TC-002)

【販売価格】 オープン価格 【商品外寸】175×65×150mm
【製品仕様】 本体・レバー・リール:ABS 樹脂 マグネットヒンジ:ABS 樹脂、磁石 固定ヒンジ:ABS 樹脂、シリコンゴム おもり:セメント、スチール  カッターアーム:ABS 樹脂、ステンレス、シリコンゴム
開発経緯~開発者 魚戸工場長インタビュー

アイディアの生まれたきっかけとは?

あるお店で洋服を買った際、レジで商品をビニール袋に入れる作業を待っていると、テープの端を少し折り返して口元を留めてくれました。
いつも家に帰ってビニール袋からテープを剥がす際、力任せに引っ張ってビニールが伸びたり、なかなか剥がれなかったりでイライラする事があったので、これは良い方法だと思いました。
その後も買い物の際に注意しながら見ていると、折り返しているお店では一回づつ手作業でテープを折り返し留めていて、土日などの混雑時は忙しさのせいなのか折り返しに失敗したり、綺麗に折り返せなかったりで大変そうに思え、簡単に折り返しができるテープカッターがあれば、焦ること無く不器用な人でも同じように折り返しが作れ、お店の方、お客さんの双方にとって有益なものになると思ったのが開発のきっかけになりました。

開発の経緯は?

現状のテープカッターの研究から始め、どこに手を付けて良いかもわからないまま100円SHOPでハンガーや下敷きなどのプラスチック製品を購入し、切ったり、貼ったりしながら折り返しのできる機構を試行錯誤しました。段々とアイデアが固まってきた事で商品化できると確信し、試作品作りに取り掛かりました。試作品作りを始めてみると、色々な問題が発生し当初計画していた機構の変更を余儀なくされる事もありましたが、その都度、改良を施したり、一から機構を考え直したりとチーム内で構造を検討し、試作をくり返すことで改善し一歩づつ思っていた製品へと成長していきました。
商品化するためにはコストも大きな問題となる為、製品化への道は相当難しいとも考えましたが、我が社の社訓でもある「知行合一」の精神で使い勝手や品質を落とすこと無く量産が可能な構造、形状を開発し、約2年の期間をかけ本製品は誕生しました。

開発時の苦労話などはありますか

当初考えていた機構は今の機構とは全く違うもので、リール部分を動作させることで折り返しを作っていたのですが、動作時のバラつきが大きかったり部品点数が多いなどの問題もあり、機構部分を大きく変更しなければならなくなりなりました。また一から検討し直す事に。。。
新しく開発した現在の機構は磁石などを使用しパーツ点数を抑え、また動作部分を大幅にサイズダウンしたことで、バラつきが無く安定したつまみを作れる様になり、当初の機構よりも優れたものとなりました。

新しい機構が完成し量産化を目指したところで社員に協力してもらい試作品を実際に使って評価してもらいました。実施に使ってもらうと開発途中では気づかなかった意見が沢山出てきました。
意見の一つ一つを確認し改善していく中で特に大きかった問題は、通常のテープカッターとして使う場合、テープの下に指が入りづらくしっかり掴むことができず、テープを引くのが難しかった事です。カッターアーム部の側板を丸くカットすることでテープの下に指が入りやすくなり簡単に引けるようになりました。側板をカットすることで使いやすさが格段にアップし、折り返しを作るためだけの製品ではなく、通常のテープカッターとしても使いやすいものとなり、当初想定していたよりも様々なシチュエーションでの使用が可能となりました。

今後の展望は?

将来的にはテープカッターの概念を変え、テープカッターには折り返しができる機構がついているのが当たり前となるようにしていきたいと思っています。
いつでも、誰でも、簡単に折り返しができるテープカッターはテープを貼る側も貼ってもらう側も幸福になり喜んでもらえると思います。
また仕事で海外に行くことが多いのですが、この折り返しをする文化は日本独自のものだと思います。
この様な日本独自の誇れる文化を世界に発信し、いずれは世界中で折り返しが見られるようになる様、更なる商品の開発とラインナップの拡充を目指し、より早く、より安く、より良い物をお客様に提供できるよう、会社一丸となり努力したいと思います。